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◆ 釧路から戻ってまいりました。

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短い間だったが久々の実家も良いものだ。
さきほど神奈川に戻ってきたのだが、ふとそう思う。

そういえば、実家に帰省すると何故かいつもクシャミと鼻水が止まらなくなる。
環境の差に身体が適応できていないのだろうか、全くだらしが無い。
そのうえ今回は発熱や咳などの症状も出ていたりして、散々な正月である。


昨日は祖母のところへ行くついでに、釧路駅前を散策した。
しかしこの変貌振りは何だろう!
シャッターの降ろされたままのビルが立ち並ぶ、ちょっとしたゴーストタウンではないか。
まあ、自動車は頻繁に行き交いしていたので、なんとか繁華街っぽい雰囲気だけは感じ取れたのだが。
しかしこれでは幣舞に立つ四人の女性たちも泣くしかないだろうに。
さいはての駅に降り立ち雪あかり
さびしき街に歩み入りにき
まるで石川啄木の唄のよう。
新聞などを見る限り、都心部では求人倍率が上昇傾向にあると聞くが、北海道では未だに低下中。
寂れた地方都市の現実を垣間見た気がする。

フィッシャーマンズワーフMOOや和商市場にも入ってみたが、特に何か買うまでもなく、そのまま退場。
正直、全盛期のお洒落な施設という姿を知っているだけに、MOOの廃れっぷりは見てていたたまれない。


他には、去年移転&拡大した模型屋さんや、マニアックな品揃えが一部で人気の小さな書店を覗いてみたりもした。
おそらく釧路のTRPGユーザでこの本屋を知らない人は皆無だろう。
今日見てみたら、案の定D&Dのベーシックセットやガープス、メイドRPGなんかが置かれていた。
確か一昔前までは「蓬莱学園の冒険!」シリーズ(ボックスタイプ)がそ知らぬ顔で並んでいたような記憶がある。
不況で閉店していたらどうしようとも思ったが、一安心だ。
大都市及びその周辺に住む人には考えられないことかもしれないが、ちょっと前まで小さな田舎町でTRPG関連グッズを入手することは非常に困難であった。
近くに無いなら遠くまで足を伸ばせばいいというのは正論だろうが、流石に当時の自分たちにとって深夜バスに乗って札幌まで買いに行く力や勇気は残念ながら無い。
もちろんその更に前は国内のどこにいても難しかったのだろうが……そんな世代ではないので触れないでおく。

もしこの小さな書店が無かったら、自分を含む釧路のユーザはどうなっていただろうか。
たったそれだけのことだが、コミュニティの特性と重要性について考えさせられてしまう。
R.F.D. | by odprfd | 2006-01-06 22:26 | 日記

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