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RPGは「役割を果たすゲーム」
海鴎@DDさんが興味深い記事をアップされていたので、自分なりにロールプレイへの考え方を書き出してみることにする。
「TRPGを始めてから、長年悩んできたアガリ症を克服しました! ありがとうございます!」 23歳 男性 外食関係 「雑誌の広告でTRPGを知り最初は胡散臭いと思っていましたが、遊んでいるうちに鬱が改善しました!」 56歳 男性 団体職員 「TRPGは社会性の教育にとても有効だと感じました。今度、子供にも遊ばせてみようと思います」 32歳 女性 主婦 「信じられないかもしれませんが、TRPGを始めて以来ツキまくりです! 8年間彼女のいなかった僕が、なんと2人の女性から告白されたのです! それだけではありません。仕事の調子もよく、先月はついに課での営業成績がトップになり、社長から特別手当を貰うことも出来ました!」 27歳 男性 サラリーマン 冗談はさておき、何らかの精神的・社会的なコンプレックスを抱えている人は少なくない。 それに気がついている人もいれば、気がついていない人もいるだろう。 原因も様々だ。 病気であったり、過去の経験によるものだったり、子供ゆえに未熟だからだったりする。 もし、そこにTRPGという存在があったとしたらどうだろう? 教育や治療、リハビリという側面からTRPGを見直すことは出来ないのだろうか? 事実、ロールプレイングは外国語の習得や、企業の接客技術の向上などのために広く用いられており、かつその効果は広く知られている。 ならば、同じロールプレイング同士、そのメリットをうまく引き出す方法があるに違いない。 うまく命題をが提示できていないので、1つ例えを挙げてみる。 以前、自分のTRPGのプレイ中の不適切な態度に対し、大学サークルの先輩がこんなことを仰っていた。 自分 「(ミスの指摘に対し)何だか、普段の生活でも同じことを言われてます…」 先輩 「お前は人生の中で犯す失敗をTRPGで直すことができるんだ、いいじゃないか」 実に的確である。 TRPGについて、このような実生活へのフィードバックが出来ないか模索中。 意見を求む。 たまに勘違いしている人がいるようだが、ロールプレイングは必ずしも「なりきり」ではない。 ロールプレイングは「役割演技」と訳されることが多いが、正直これだとちょっと分かりにくい気がする。 正しい意味を含ませるなら「役割を果たすこと」といったところだろうか。 MMORPGなどにおいて、ロールプレイ(RPと略される)はなりきりを指す言葉として使われているが、意味を正しく捉えるならこれは明らかに間違いだと言える。 すなわちRPGとは、「戦士」なら前衛に立ち仲間を護る、「魔法使い」ならその間に攻性魔法で敵を蹴散すというような、各々に与えられた「役割を果たすゲーム」なのだ。 これはもともとRPGがウォー・シミュレーション(戦争などをテーマにしたボードゲーム)から派生したものだ知っていれば納得もできる。 もちろん、こういった能力的な役割分担だけがロールプレイングではない。 「おてんば姫と執事」「猪突猛進の若者とクールな玄人」「ボケとツッコミ」「主役と脇役」といったコンビネーションも1つのロールプレイである。 明示的な役割分担ではない以上、実践するのは少々難しめ。 残念ながら自分にはまだ習得できていない。 R.F.D. |
by odprfd
| 2005-09-14 13:31
| ゲーム
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